【おたふく風邪】子供の症状は高熱だけじゃない!予防接種の効果は?

今回は【おたふく風邪】子供の症状は高熱だけじゃない!予防接種の効果について紹介したいと思います。保育園・幼稚園や小学校で子供達の中で流行りやすく、出席停止になる感染症の一つに「おたふく風邪」があります。

 

最近は季節に関係なく流行しやすい「おたふく風邪」ですが、もちろん聞いたことありますよね!正式には「流行性耳下腺炎」と言います。

 

この記事で紹介しますので、おたふく風邪について理解を深めておきましょう!また、お子さんがなってしまった!その疑いがある場合の参考にしてみてください。

おたふく風邪とは!?

 

おたふく風邪は「ムンプスウイルス」の感染によって起こります。感染経路は、飛沫感染接触感染なので感染している人の咳やくしゃみ、共通のタオルを使うだけでも感染してしまうのです。

 

しかも、このおたふく風邪の厄介なところとして、ムンプスウイルスに感染してからおたふく風邪を発症するまでの潜伏期間が約2~3週間程度と長く、この潜伏期間が一番感染力が強いとされています。

 

そうです、自覚症状がないうちに広まってしまうのです!その後、発症し症状がでますが、通常は1週間程度で回復します。症状が治まってきて回復期に入ってからも数日は、まだ他の人へ感染させてしまう可能性があります。

 

ただし、一生のうちで一度でも感染すれば、生涯免疫が出来るので再びかかってしまうということはありません。そのため子供の頃おたふく風邪になったことのある親は比較的大丈夫なんです。

 

また、任意接種ワクチンとしておたふくかぜワクチン(ムンプス予防接種)を接種しているとほとんどの場合、軽症ですむ場合が多いようです。

 

一度かかると二度とならない!ワクチンを接種していると軽症ですむ!といいますが、結局のところムンプスウイルスに感染してからおたふく風邪を発症すると一体子供にはどのような症状が出るのでしょうか??

 

おたふく風邪の症状は高熱だけ!?

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出典:https://hk.apple.nextmedia.com/

おたふくかぜの症状ですが感染してしまうと、潜伏期間の後に両方またはどちらかの耳の下の唾液腺が徐々に腫れてきます。この部分が耳下腺と言うのです。

 

耳下腺が腫れるといわゆる「おたふく」のお面のような顔になるので「おたふく風邪」と呼ばれているのです。あんまり嬉しくない呼び名ですよね。

 

耳下腺が腫れるとは言いますが、触ってもはっきりした「しこり」に触れるわけではないのです。

 

子供の場合だとなおさら、家族などが見るといつもより顔回りが腫れているかな?とかエラが張っているような感じに思って「おたふく風邪かも!?」と気付く場合も少なくありません。

 

また、発熱する子供もいれば全く熱が出ない子供もいます。(ただし発熱した場合は38度以上の高熱になることがある)発熱しても高温ではないので、発熱がおたふく風邪かどうかの判断材料にはなりません。

 

子供の場合は顔やひどければ顎下まで腫れていたり、食べることを嫌がるようならおたふく風邪を疑うといいのです。

 

耳下腺が腫れていると顎を動かして噛むことが痛いのです。

 

また、おたふく風邪を発症しているのに症状が全くでない場合もあるのです。おたふく風邪かどうかを疑うのは周りで流行しているかどうかが実は一番の判断材料かもしれません。

 

そしておたふく風邪の一番こわいのは合併症を引き起こす確率があるということです。

 

おたふく風邪による合併症

ムンプス
出典:https://cleanhand.jp/

 

ほとんどの場合、軽い風邪程度で気がつけば治っていた!ってことの多いおたふく風邪ですが、中には合併症を引き起こしてしまう可能性があるということは是非知っておきましょう!

 

無菌性髄膜炎(ウィルス性髄膜炎)

  • 3〜10%の確率で発症
  • 頭痛、発熱、嘔吐などの症状

 

睾丸炎・卵巣炎

  • 思春期を過ぎた子供の約20%の確率で併発する。
  • 比較的稀な合併症

 

難聴

  • 非常に稀な合併症
  • 0、1%の確率で発症

 

膵炎(スイエン)

  • 4%の確率で発症
  • 腹部の圧迫感・痛み、嘔気、軽度の発熱等の症状

参考:https://www.3330.jp/Mumps2.htm

 

以上のような合併症を引き起こす可能性があるということは知識として知っておきたいです。しかし、ムンプス予防接種をするだけでかなりの確率で発症率を抑えることができるようになりますので、是非ワクチン接種は済ませておくようにしましょう!

 

予防接種の効果は!?

次の比較表を見てください。

ワクチン
出典:https://www.happy-note.com/doctor/015-053.html

 

圧倒的に発症率が抑えられているといったデータも出ていますね。ワクチン接種をしない手はないです!しかし、中にはワクチン接種をしたにもかかわらず発症してしまうケースもあります。

 

そんな時の療法も少し紹介したいと思います。

おたふく風邪を治す療法

おたふく

 

おたふく風邪を疑い医療機関を受診した後、おたふく風邪と診断されたとしても、おたふく風邪用の特効薬ってありません。

 

ウイルス性の病気は抗生剤が効かないので対症療法しかないんです。

 

痛みを和らげるための鎮痛消炎剤や解熱剤を服用し、腫れがひくのを待つしかありません。

 

私がした対症療法は、

 

  • 冷やす
  • 水分をまめに摂らせる

 

ということです。「冷やす」事に関しては、先輩ママからの教えもありクラッシュ系の氷をビニール袋に入れて更に薄いタオルに巻き、顎のあたりに当てる様にしていました!

 

冷えピタでもイイかなと思い両方試したのですが、結果、効果的に言うと冷えピタよりも氷の方が効果ありでした

 

氷だとかなり冷たいので麻酔効果もあり痛みを和らげることも出来、一時的ではありますが、まひの効果で食事をする事も出来ました!後は小まめに水分補給を摂らせるようにしました。

 

経口補水液等をストローなどで吸わせてあげる様にすれば子供も飲みやすかったみたいですよ。

 

ここで気を付けたいのが酸味がかったモノや塩分を多く含むもの(オレンジジュースや梅干等)は見た時に唾液をかなり誘発させてしまうので、これらは飲食させないようにしましょう!

 

そして、アイスクリームやゼリー、ヨーグルトなど噛まずに摂取できるようなものを食べさせてあげるようにしましょう。痛みが引いてきて改善してきたら、おかゆなどを食べさせてあげましょうね。

 

そして時々、耳下腺に細菌の二次感染を起こすことがあるので、その時は小児科等で抗生剤が処方されます。

 

おたふく風邪での出席停止期間

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出典:https://www.wakuchin.net/disease/vpd/mumps.html

 

そして、おたふく風邪と診断された場合は出席停止となります。その期間は、「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで」と幼稚園などの資料には書かれています!(約1週間程度)

 

でもちょっと判断が難しいですよね。。。

 

インフルエンザなら発熱が基準になるので分かりやすいですが、おたふく風邪の場合は腫れてるかも・・・くらいだとちょっと分かりにくいので、かかったお医者さんに聞いてみるのが一番です。

 

あと、我が子の幼稚園やお友達の子供の幼稚園ではこのような出席停止の基準がちょっと違ったりするんです。我が子の幼稚園では決まり通りの日数をしっかり過ぎていないと登園不可なんです。

 

でもお友達の園では、医師の診断書を持参すれば日数が足りていなくても登園可だったりするのです。出席停止の条件は先述した通り曖昧な場合もあるので、特におたふく風邪の場合はかかりつけの病院と園や学校に確認してみるのが一番いいです。

 

まとめ

子供によっても症状の出具合は様々ですし、予防接種(ムンプス予防接種)を受ける事により発症した際も軽症で済むおたふく風邪ですが、初めて我が子が発症した時は私もたまげました!

 

子供の顔がいつもの1,2倍くらいになっていましたから。

 

我が子が発症した時はそこまでの痛みがあるわけでもなく熱も微熱程度だったので運が良かったのかもしれません。しかし、初めてその症状に直面したらビックリしてしまうと思いますので、是非正しい知識と対処法を覚えておくようにしましょう!

 

それが自分自身も子供自身の為にもなりますからね。しかし、「おたふく風邪」をはじめ子育てをしていると沢山の病気に直面してしまいます。

 

ほとんどのお子さんが発症してしまうと言われている「RSウイルス」や大人も気を付けておきたい肺炎「マイコプラズマ肺炎」についても知っておくといざかかってしまった時に対処できます。

 

そして今回の「おたふく風邪」は飛沫感染等で移ってしまうと紹介しました。

 

飛沫感染により移ってしまうウイルスは以外と多く、気をつけていても知らず知らずのうちに感染してしまうことがあります。ノロウイルス」などもその代表格と言えるかもしれませんが、それよりも誰もが感染してしまう可能性大のウイルス、インフルエンザウイルス!

 

実はちゃんとした予防法を実践していない人が多いのも現状ですので正しい予防法を知っておきましょう!

 

>>>インフルエンザの潜伏期間と症状!効果的な5つの予防方法!

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