クリスマスの由来を子供向けに簡単に説明してみた!【神父談】

「クリスマスってなあに?」

「サンタさんっているの?」

「キリストってなあに?」

 

って今まで子供に聞かれたことありますよね。その時、どのように答えましたか?

 

「クリスマスは・・・・サンタさんがいい子にだけプレゼントを持ってきてくれるのよ。」

 

いい子にしていないとプレゼントは貰えないよ。・・・・・くらいしか答えられない自分が情けなくなる時があります(笑)子供にとってはクリスマス=プレゼントだとそれを言い聞かせていますが実際もっと上手に本当のことを教えてあげたいですよね。

 

今更、誰にも聞けないことかもしれませんし、知ったかぶりでなんとなくクリスマス行事に参加してますが、そういう人も多いはずです。でも、知ってると、心からクリスマスを味わえるような気がしませんか?

 

ちょと勉強して、子供にすごーい!って言われてみましょう。

 

子供達はもっと素敵にクリスマスを過ごせるようになるかもしれません。今回は私の知人の神父さんに色々教えてもらったのでそのことを掻い摘んで簡単に説明してみました。

クリスマスは何の日?

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簡単に言うと、「イエス・キリストの誕生日を祝うための行事」です。

 

つまり、イエス・キリストさんの誕生日なんです。キリストは約2000年前に誕生しましたが、実は、クリスマスがいつから始まったかは曖昧です。しかしながら、日本全国的には12/24~12/25に行われるのが一般的ですよね。

 

楽しみ方や習慣もそれぞれ個性があって、日本のような全く関係ないとされるような国でもかなり浸透しています。ここでクリスマスにまつわる言葉の豆知識を少し紹介してみます。

・海外ではターキー(七面鳥)をいただくのが主流

・クリスマスは、英語。これはキリストのミサ(Christ+mass)という意味。

・フランス語ではノエル(Noel)これらは誕生日を意味する言葉です。ちなみに、イブは前夜という意味です。

・クリスマスの文字を Christmasと記載したり「Xmas」と記載したりします。これはギリシャ語のXristos(キリスト)の頭文字を使っています。どちらも同じ意味です。

・メリーはMerry、「楽しい」とか「愉快な」という意味です。つまり、「楽しいクリスマスを!」ということです。

 

イエス・キリストって誰?由来は?

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「イエス」は、救う者という意味。「キリスト」は救世主という称号です。名前はどちらかというとイエスになリマすが、今は「イエス・キリスト」という呼び名で広まっていますよね。

 

キリスト教の神様「イエス・キリスト」は、人の姿をした神なのです。簡単にどんな人なのか説明してみたいと思います。

約2000年前、現在のイスラエルにユダヤ人の国がありました。その国に、ヨセフとその婚約者マリアがいた。マリアは婚約中に神の力により身ごもったとされています。ヨセフはマリアが身ごもった事を聞き、縁を切ろうとしましたが、夢に天使が現れて「身ごもったのは神の力だ」と言われ、そのことを信じたヨセフはマリアと結婚し、生まれてきた男の子をイエスと名付け、養父となった。

 

この誕生日をキリスト教ではクリスマスとして祝っています。

 

イエスは神の子として産まれた為、王様に恐れられ、虐殺されようとしたがそれを逃れ、沢山の試練を受け、生き延びました。そしてイエスには12人の弟子が居たのですが、その中の一人、ユダの裏切りによりつかまり、裁判にかけられ「神を冒涜した」という容疑で十字架にはりつけられて、十字架を背負いながら息絶えたとされています。

 

その後、十字架からおろされ墓に埋葬されたが、三日目の朝に生き返ったとされています!この復活を祝う日を「復活祭(イースター)」としていて、実はクリスマスより大きな規模で行われているのです。復活祭の日は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」で、主に3~5月に行われています。

 

かなりシンプルに説明しましたが内容を知ればしるほど、なぜクリスマスが日本に広がったのか謎は深まりますよね。

 

クリスマスにプレゼントをするのはなぜ?

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クリスマスにプレゼントを贈るのが当たり前になっていますが、その所以はいくつかの諸説から来ています。

・聖ニコラオスが人に知られずに困った人へ贈り物をしたこと

・イエスキリストの誕生の際に、東方から来た博士(賢人)達が贈り物を携えてきたこと

などです。クリスマスはイエスの誕生日です。それでは、イエスにバースデー・プレゼントをあげればいいのでしょうがどうやって渡せば?

「わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである。」引用元:(マタイによる福音書 25章40節)

つまり、困っている人を助けたり、誰かに優しくすることは、わたし(イエス)にしたことで、あなたもわたし(イエス)にバースデー・プレゼントを贈ることができるのです。。。ということです。

 

つまり!みんなは、誰かを返して、イエスに贈り物をしているということなのです。ちょっとこんがらがりそうですが。。。(笑)

 

では、サンタクロースに関してはどうなのでしょうか!?

サンタクロースって何者?

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プレゼントはイエスに対するプレゼントですよね?ならばサンタクロースは何なんだ?ってことになります。サンタクロースと、イエスの誕生を御祝するクリスマスとは、本来は直接的な関係はないのです。

 

驚きですよね!?昔からこの2つはワンセットですからね^^

 

まず、サンタクロースのモデルは先ほど出てきました司教、聖ニコラウス(ニコラオ)と云われています。

 

貧しい家の娘を助けるため煙突から金貨を投げ入れ、それが靴下に入った…という彼の伝説があり、そこからサンタは煙突から入りプレゼントを贈る人となった様です。実は次の様な由来があります。

オランダ等では、聖ニコラウスの祝日12月6日に、現在のクリスマスのように子供へプレゼントをする習慣が生まれました。この風習は、18世紀ごろ、オランダ系移民によって米国に伝えられ、やがて「生まれたばかりのキリストに三賢者が贈り物をした」という全く別の話と結びつき、アメリカ全土で「クリスマスにサンタがプレゼントを贈る」という習慣が生まれたとされます。

ほほーう。って感じですよね。。。ってかなんだか複雑です・・・・。

 

余談ですが、サンタクロースは赤と白のイメージですよね!?実はサンタクロースにはもともと色々なカラーがあったのです。現在の赤いコスチュームのイメージが定着したのは、コカコーラの販促ポスターによる影響が大きいと言われています。

 

人間の洗脳って改めて凄いって思いますね。国によっては、悪い子には黒いサンタがやってくる!って国もあるようですし、何か子供に言い聞かせるのには良いかもしれませんね(笑)

まとめ

どうでしょうか?クリスマス一つをとってみても色々な話がありますね!?サンタクロースは子供達に夢を与えるからとは言うものの、今ではサンタクロースがクリスマスの主役となってしまいがちでさらにはクリスマス商戦に利用されているのも事実です。

 

こうして、クリスマスの真の意味が失われて行くのは残念なことなのかもしれませんが、何かしら後世に伝えられていることは悪いことではないと思います。現に私もその商戦に乗せられていますからね(笑)

 

一番残念なのはその存在自体が忘れ去られることだと思いますので。

 

そして最後に少し良いお話しを紹介してみたいと思います。

イエス様は、心の安らぎ、無条件の愛、そして永遠の命をプレゼントしてくれます。世の中には完全な人などいません。ひとは皆間違いを犯し、御互いを傷つけたりします。イエス様は私達の過ちや罪を背負って、私達のために十字架で死んだ・・・・・

というのです。それによって、私達の過ちは許されて永遠の命が与えられ、この世の人生が終わったときに天国へ行けるというのです。これはキリスト教の教えの様ですが、ちょっと救われるような気がしますね。

 

知れば知るほど深みを増していくクリスマスの所以なのですが、今回のことを知っていることで今年のクリスマスは、いつもと違ったクリスマスになるかもしれませんね。

 

子供達にとってはプレゼントがもらえる日。。。それでもいいと思います。お祝いの日なのですから盛大に盛り上げることでクリスマスが心より良かった!と思えるかもしれませんからね。

 

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