この記事では子供の抜けた乳歯の行き先について紹介しています。
「歯が抜けた〜」
と早い子だと6歳前後で乳歯が抜け始めます。
この子供の抜けた乳歯、どうしていますか?
昔から、
- 上の歯は縁の下に投げる
- 下の歯は屋根に投げる
そんな風に親から教えられた家庭も多いのでは?
今どきの家庭の抜けた乳歯の処理について紹介しますね。
子供の抜けた乳歯の行き先は主に3つ
冒頭でも紹介しましたが、昔から子供の抜けた乳歯は、
- 上の歯は縁の下に投げる
- 下の歯は屋根に投げる
というのが一般的でした。
しかし、
最近は子供の抜けた乳歯の行き先として、
- 自宅で保管もしくは捨てる
- 歯髄細胞バンクに保存する
という処理が増えているようです。
では、
この3つの方法について紹介しますね。
(1)子供の抜けた乳歯を投げる!
私が子供の頃は、
「ネズミさんの歯みたいに強い歯になりますよーに!」
と言いながら、
- 上の乳歯は床下へ
- 下の乳歯は屋根へ
投げるというのが普通に行われていました。
なぜネズミ?
とも思っていましたが、ネズミの歯は後から後から伸びてくるので、それにあやかったおまじないのようです。
要は、
抜けた乳歯の次に生えてくる永久歯が、その投げた方向へとちゃんと伸びて欲しいという気持ちを込めているようです。
すべては、
「健やかな身体に育つように」
という願いを込めているわけですね。
※おまじないは日本だけではない
実はこの風習、日本だけなのかと思ったらそうでもないみたいです。
子供の読んでいた欧米の絵本に、
「TOOTH FAIRY(訳:歯の妖精)」
という本がありました。
抜けた乳歯を枕下に置いて寝ると、歯の妖精(Tooth fairy)が集めに来て、代わりにコインを置いていく
というお話し。
これは欧米の言い伝えのようで、妖精は、きれいな乳歯しか持って行かないので、歯を大切にしようね!
というのが魂胆にあるようです。
つまり虫歯予防を促す本だということですね。
(2)子供の抜けた乳歯を保存する場合
最近は子供の抜けた乳歯を乳歯ケースで保管する人が増えてきているようです。
理由は、
子供の体の一部だから記念に保管しておきたい。
というのが理由なようです。
私の世代ではあり得なかった考えですが、最近は乳歯ケースに保管するご家庭も増えてきているようですよ。
乳歯ケースで保存する場合
乳歯ケースにもいろいろ種類があって、
- 歯並びと同じように保管穴が開いているタイプ
- 乳歯をまとめて保管できるタイプ
など色々あるのです。保存することが前提ならこういうケースを利用するのもいいかもしれませんね。
さて、
乳歯を保存する場合ですが、抜けたまま保管するよりは少し手を加えてあげるほうが清潔に保存できます。
抜けた乳歯って色んなものが付いていますので、雑菌の繁殖を無くすために「オキシドール」を利用します。
オキシドールに漬けることで乳歯に付いている汚れを落とせます。
※汚れがひどい場合は歯ブラシで磨いて水ですすぎます。
そして自然乾燥をして完全に乾いたことを確認してから乳歯ケースにて保管するようにします。
(3)歯髄細胞バンクで保管する場合
最近認知されるようになってきた歯髄細胞バンク。
歯髄細胞バンクというのは、
「抜けた乳歯、親知らずの歯髄細胞組織を取り出し、培養後、治療利用に備えて長期間冷凍保存する」
という目的があるようです。最近は、
- 精子バンク
- 卵子バンク
などもありますので、どんどん良いものは保存していくという傾向にあるのかもしれませんね。
ただ、
歯髄細胞バンクを利用したい場合は、事前に関連施設へ連絡・問い合わせが必要ですし、登録料や保管料も掛かってきます。
詳しくは「日本歯科大学」などで紹介されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?子供の抜けた乳歯を保存するか!?投げるか!?はたまた歯髄細胞バンクで保存か…。
色々考えてしまうと迷ってしまいますよね。
子供の乳歯は一生に一度だけですので、最近の流行りにあやかって、清潔にしてからの乳歯ケースでの保存が個人的にはおススメです。
もちろん昔ながらに、
- 上の乳歯は床下へ
- 下の乳歯は屋根へ
というのも全然ありだと思いますよ。
要はあなたの家庭にあった処理の方法を選ぶ様にしてみて下さいね。