今回は育児ノイローゼの症状とお薬や病院の正しい選び方について紹介してみたいと思います。あなたは育児ノイローゼという言葉を耳にしたことはありますか?
この育児ノイローゼ、最近かなり増えていると言われています。そしてこれは病気なので、しっかりと育児ノイローゼであることを意識して、病院に通院したり、投薬治療をすることが大切なのです。
育児ノイローゼはそのまま放置しておくと、最悪の場合児童虐待につながるケースも多いと言われています。そこで今回はまず育児ノイローゼであること意識するために、代表的な症状を紹介します。
また、お薬や病院の正しい選び方についてもご紹介します。
育児ノイローゼの代表的な症状
子育て中はイライラしたり、辛いと感じることもあると思います。これは多かれ少なかれママなら経験はありますよね!?でも、育児ノイローゼの場合は、これらの他にも以下のような症状がみられます。なので以下のリストで簡易チェックしてみてください。
- 目つきが虚ろになる
- やる気がなくなる
- 突然パニックになる
- 思考能力が低下する
- 睡眠障害
- 引きこもりがちになる
- 摂食障害になる
- 突然涙が出たりする
- 何事にも無関心
- 悲観的な考え方になる
これらの症状はうつ病と似たものが多いようですね。
育児ノイローゼかも?と思ったとき
先程の症状が思い当たる時、また、子育て中辛いときなど自覚があれば、まずは旦那さんや身近な方に相談してみましょう。それが難しければ、子育て相談窓口などを利用してみることも一つの手段です。そして、まずはしっかりと休養を取ることが大切です。
産後は疲れきった体のまま24時間体制の育児に突入するわけです。昼夜問わず赤ちゃんのお世話をしなければなりませんし、家のことなどもしなければなりません。
今まで息に抜きにしていた趣味などの時間も思うように取れないことも多いと思います。
それらがストレスになると育児ノイローゼを悪化させることもあります。
ママ一人ではなかなか難しいので、パパの協力や周りの人に頼ることも大切なのです。そして、それでも辛いとき、自分の症状が悪化している場合は病院を受診することをおススメします。
お薬や病院の正しい選び方
病院といっても色々な科がありますよね?そして辛いときなので、できればあまり周りに知られたくないと思うかもしれません。育児ノイローゼの症状があればまずは心療内科や精神科に行くと良いです。
精神科と聞くとちょっと・・・と思ってしまう方は、子供のかかりつけの小児科や産科に相談しても良いです。かかりつけなら、その時の症状にあわせて心療内科や精神科を紹介してもらえることもありますから。
さて、心療内科や精神科ではどのような治療がされるのかも心配ですよね?
まずはカウンセリングを行う場合が多いです。
・何をどのように思っているのか?
・何が辛いのか?
などしっかりと話を聞いてもらえます。中にはこのカウンセリングだけで症状が改善する人もいるくらいです。もちろん、カウンセリングだけで症状が緩和しない場合は投薬治療が行われます。
子育て中ということで、授乳をしているママも多いかもしれませんし、そういった場合は、自己判断をすると良くありません。
市販の睡眠導入剤などは赤ちゃんにも影響してしまいます。必ず医師の診断を受けて処方された薬を飲むようにしましょう!
不安な気持ちなどは抗うつ剤を飲むことで落ち付く場合も多いようですし、なかなか寝付けないなどの睡眠障害がある場合は、体に合った睡眠導入剤などを使用することで精神的にも安心することができますよね。
病院を受診して、医師から正しい診断を受けることで、早く育児ノイローゼを克服することができます。
まとめ
いかがでしたか?最近は毎日のように児童虐待のニュースを目にします。とても悲しいことです。。。
これらのニュースのすべての原因が育児ノイローゼというわけではありませんが、育児ノイローゼが悪化し、そのまま治療もせず、周りも気付かないでいると児童虐待へつながりかねません。
まずは自分の症状をしっかり意識することが重要ですが、一番身近なパパもママの変化を察してあげることが大切です!
日中パパが仕事をしているのと同じ様に、ママも育児を毎日休みなしで一生懸命しています。たまにはママの息抜きのために子供の面倒を見てあげるのもいいでしょう。
そして、ママの様子が何か変だと思ったら、一緒に病院へ付き添ってあげることも必要です。赤ちゃんを抱えての心療内科や精神科の受診はさらに大変なことです。
しかし、早いうちに医療機関を受診し、正しい治療、投薬をすることで育児ノイローゼは必ず改善します。
逆にきちんとケアせず、途中で治療や投薬を自己判断で辞めてしまえば、育児ノイローゼは悪化し、さらにはうつ病へと発展する場合もあるのです。
初めての育児は誰でも大変です。何でも思い通りにいくものではありませんが、そのあたりは深く気にしないことも大切です。
ストレスを溜めたって何の得もありません!
時には人の手,特に旦那さんの手を借りることも必要です。