子供は良く寝言を言いますよね。
いつもなら、「むにゃむにゃ」など、何言ってるのかわからない寝言なのに、突然、「ぎゃー」と叫ぶこともありますし、怒ってる?ってこともあります。
こっちからすると「なにごと!?」とビックリして心配してしまいますよね。
結論からまず言いますと、
子供が寝言で叫ぶ原因はストレスが関係している場合が多いです。
ただ、
必ずしもストレスだけが原因という訳でもありませんし、中には「夜驚症(やきょうしょう)」という睡眠障害の一種の可能性も否定はできません。
そこでこの記事では、
- 子供が寝言で叫ぶ原因
- 夜驚症について
詳しく紹介したいと思います。
Contents
子供の寝言の原因は何!?
子供の寝言の原因には、大きく分けて2つあると言われています。
(1)眠りが浅いときに言う寝言
眠りが浅いときは夢を見る事が多く、その夢にそった寝言を言ってしまいます。
夢が子供の寝言の原因ではありますが、寝言自体はごにょごにょとはっきりしないものが多いですよね。
眠りが浅い時というのは、意識はないけど脳が起きているので言葉を発してしまうのです。
(2)深い眠りの時に言う寝言
脳は寝ていますが、体が起きているので浅い眠りの時に比べるとはっきりとした寝言を言います。また、口だけじゃなくて全身の筋肉も動かす事ができるため、無意識のうちに歩き回る事もありうるのです。
寝言の原因は、
夢や日常生活が原因という場合がほとんどです。
そして深い眠りか浅い眠りかで寝言がはっきりしたり、ごにょごにょしたりと変わってきます。
※寝言が多い人はストレスをたくさん抱えていて処理できていないことが原因にあるようです。
子供の寝言で叫ぶ原因は?
寝言の原因はストレスや脳の睡眠がうまくいかなく、また眠りの浅さが原因とされています。
大人よりも子供の方が寝言をいう傾向があり、時には叫ぶこともあります。
寝言の原因がストレスで、強いストレスを感じていると寝言や叫ぶ回数が多くなるので体がゆっくりと休まる時間が短くなってしまいます。
そのため、寝てもあまり疲れがとれないという事もあります。
また、
もしパートナーの寝言が仕事関係っぽかったり、ストレスになっていそうなものだったら寝言の事を伝えてあげましょう。
しかし、
大人よりも子供の方が寝言は多い傾向にあります。
小さい子供は睡眠の調整が上手くとれない場合が多いのですが、病気ではありません。なので、大きくなったらなくなります。
親があまり心配してしまうと、子供は敏感なのでそれを感じとります。
結果それが子供のストレスにもなってしまいます。
子供がストレスを感じると夢に出てきて、変な寝言を言ってしまうかもしれませんので、親はあまり心配しないで見守ってあげましょう。
しかし、
大きなトラウマになる位の衝撃的な事があると、寝言や叫びの様な形で出てくるので気をつけてあげましょう。
病気ではありませんがストレスは体によくありません。
※ほとんどはこれらの寝言は、病気との関係はありませんが、間接的に疲労感がたまってしまったりするので体に良くない事は確かです。
子供の寝言を治す方法は?
寝言になっているストレスを解決・取り除く事が重要なポイントなのですが、困難な場合もあります。
医師のカウンセリングなどで治していき、長期間のカウンセリングとなる場合もあります。
そもそも病気ではない為、治療方法が無いのが厄介です。
本人が辞めたくても無意識な発言ですのでやめれません。しかし、熟睡できない為の疲労感やストレスによる自律神経異常などが絡んできますので、出来る事なら治してあげたいものですよね。
大人のそのような状況は深刻なのですが、子供に関しては珍しい事でもなく、成長していくうちに治る事が多いですので、神経質にならず本人が眠れているのであれば様子を見てください。
寝言や叫ぶ声が楽しい笑い声の様なものであれば何も問題ないのですが、奇声の様なものや明らかに怒って叫ぶ様な声であれば何かストレスが過重になっている可能性はあります。
そして、子供は寝ている間も脳が発達しています。
熟睡できない不眠になるような睡眠は成長に悪影響を及ぼしますので、心配な場合は脳外科等に診察を受けるようにしてください。
そもそも、
子供の成長の中で睡眠はどれくらい必要なのでしょうか!?実は理想的な睡眠時間もあるのです。
▶︎子供(2歳~5歳まで)の理想的な睡眠時間はどれくらい必要?
夜驚症に関して・・・・
病気との関連は少ないのですが、まれに、夜中に急に悲鳴をあげたり騒いだりする子どももおり、親はビックリしますが本人は覚えていないことがあります。
なぜこのような現象が起こるのでしょうか。
睡眠中に急に悲鳴をあげたり騒いだりする現象は睡眠障害の一種
「夜驚症」
の可能性もあります。下記の様な点があれば、疑って下さい。
- 深い眠りの最中に悲鳴や泣き叫ぶ声と共に飛び起きる
- 眠ってから1~2時間後に数分間起こることが多い
- 急に恐れて泣いたり、ひどく怯えたりしている
- 呼吸が荒い・脈拍の上昇・発汗が多い
- 周りが呼びかけても一切反応しない
- 起き上がって歩き回ることもある
- 起きてから本人にその記憶はない
呼びかけても反応がなかったり起きてから記憶がないのは、起きているように見えて本人はまだ眠っている状態にあるからです。
怖い夢を見ている最中に部分的に覚醒してしまった時に起こります。
夜驚症の原因としては起きている時に、極度の興奮や、恐怖を感じたりするような出来事があった晩に夜驚症を起こす子供が多いです。
赤ちゃんだと夜泣きが起こりますが、夜驚症はそれより少し成長した幼児に起こります。
夜驚症が起こること自体は病気ではありません。
睡眠の機能が成長して8歳頃になると自然と夜驚症は起こらなくなってきます。
ただし、事故にあったり恐怖体験等で大きなストレスを抱えて起こる夜驚症の場合には、ストレスの原因を見つけて緩和してあげるケアが必要になります。
傾向として神経質な子どもや感受性の強い子どものほうが夜驚症になりやすい様です。心がけてストレスが過剰にかからないようにしてあげましょう。
夜驚症が起こった時は?
子どもが泣き叫んでいれば親も必死になだめてあげたくなります。
しかし、
夜驚症が起こっている最中の子どもには何をしても通じていないので症状がおさまるまでやさしく見守るしかありません。
布団の上で泣いているだけならそのまま見守ります。
無理に抑えつけると怪我をしたりします。
部屋中を走り回って暴れる場合には、子どもが怪我をする危険性があるので、怪我をしないように監視しておきます。
夜驚症がある子への対処は?
おぼえていることはまず無いので、追及することはやめましょう。一晩に1回起こる程度なら成長と共に起こらなくなってくるので、親は神経質にならないほうが良いでしょう。
特に神経を興奮させるような体験を避けるという必要もありません。
規則正しい生活をして生活のリズムを整え、リラックスして眠れるように環境を見直してあげるのも良いですね。
ただし一晩に何度も起こるような場合や、心配な場合は小児科に相談しましょうね。薬で症状を抑えることが可能な場合もありますから。
まとめ
親にとっては産まれてきてから成長する過程で子供の睡眠には苦悩が多いです。赤ちゃんのころから夜泣きが激しい子は、親は寝不足になって大変です。
2歳近くになるまで夜泣きが激しいと、体力的にも声の大きさにも驚かされる事もしばしば・・・・・
しかし成長するにつれ脳の成長も進み睡眠も落ち着きます。寝言であったり叫ぶのも、びっくりしてしまいますね。
年齢ごとの検診で気になる事は相談したり小児科へ行った時に症状を詳しく説明してみましょう。悩むよりは相談したほうが気分的には楽になります。
病気が疑われないようであれば辛抱強く見守りましょう!
しかし、
原因のストレスは大人にとっても、子供にとっても健康状態にも大きく左右しますので注意したいものです。親のストレスも子供には伝染して大きく関わってきます。
せめて睡眠時間前には、穏やかに居れる様に心がけ子供にも極度の興奮をさせない等工夫してみてください。また、お子さんの寝相が悪すぎる場合は、簡単に直す事が出来ますので是非直してあげてください。