今回は授乳中のカフェイン摂取による赤ちゃんへの影響とは?について紹介してみたいと思います。妊娠中はもちろんのこと、授乳中はママも赤ちゃんへの影響を考えて意識して色々と控えるものってありますよね?
例えばアルコールやタバコなどはもちろん知っていますよね。そして最近になってメディアの影響もあり認知度も上がってきた、「カフェイン」なのですが、気をつけなければいけないという印象ってありませんか?
ベビー用品店などに行くと、「ノンカフェイン」のコーヒーがあったり、赤ちゃん用のノンカフェインのお茶なんてモノもあったりします。確かにカフェインの大量摂取は大人でも危険な場合があるという報告もありますし、やっぱり赤ちゃんにとっても良くないのかな?。。。なんて思いますよね?
んじゃ、母乳育児中のママは全くカフェインを摂取したらいけないのでしょうか!?カフェイン摂取は赤ちゃんにどういった影響があるのでしょうか?
今回は母乳育児中のママへ、カフェイン摂取による赤ちゃんへの影響について解説してみたいと思います。
カフェインとは!?
まず、あなたにとってカフェインと聞いて初めに思い浮かぶものは何ですか?私は「コーヒー」と「眠気覚まし」と言ったところですか。。。カフェインってコーヒーに含まれるものだということは知っていたわけですが、実は結構色々なものに含まれているんですよ!?例えば、
- 紅茶
- 緑茶
- ココア
- コーラー
- チョコレート
などにも含まれているんですね!さらにいうと解熱鎮痛剤や総合感冒薬にも。
妊娠中や授乳中、コーヒーや風邪薬等には十分注意しているわけですがコーラやチョコレートまでカフェインが含まれているって事になると食事をする時にはかなり気を遣わなければいけないの!?ってなりますよね。
そもそも、カフェインには眠気覚まし、つまり
- 覚醒作用
- 解熱鎮痛作用
- 強心作用
- 利尿作用
などがあります。また適量ならダイエットにも効果があるなんて聞いたことありますよね?普通ならカフェインって適量なら結構良いものというイメージなわけです。
もちろん依存してしまうと大変なのですが。。。
カフェイン摂取による赤ちゃんへの影響とは!?
では、適量なら良さそうなこのカフェイン、母乳育児をしているママが摂取をしたらどうなるのでしょうか?
ある報告によると母体が摂取したカフェインは大体100分の1の割合で母乳から出るそうです。
赤ちゃんがカフェインを摂取した場合、興奮状態になりやすく寝つきが悪くなったり、夜泣きが多くなったり、機嫌が悪かったりするようになるそうです。これを聞くと何だか怖いですよね。。。
赤ちゃんは大人よりも感受性が高いのでカフェインの影響が少量でも出やすいそうです。しかし、一般的には母乳には睡眠作用があるので母乳に少量のカフェインが含まれているくらいでしたら赤ちゃんにはほとんど影響がないと言われています。
これを聞くと少し安心じゃないですか!?しかし、赤ちゃんの寝つきが悪かったりするのであればママがカフェインを取りすぎている可能性があるので注意が必要だと言う事です。
母乳育児ママのカフェイン摂取の適量とは?
母乳育児ママでも適量ならカフェインを摂取してもOKといわれています。実際私も産婦人科の先生にそういわれていました。
「じゃぁ適量ってどれくらい!?」
ってなりますよね?一般にコーヒーだと1日におよそ2~3杯程度なら問題ないそうです。
※これは100ml中のカフェインが60mgの場合です。
ちなみに私はコーラが好きなのですが、コーラには350ml中、35mgのカフェインが含まれているそうです。これだと中くらいのペットボトル1本飲んでも大丈夫そうですよね!?(笑)
でも、これらは一般的な場合なのでママによっても赤ちゃんによっても感受性の違いがあります。コーヒーを毎日飲んでいて、何だか赤ちゃんの様子がおかしい?と思ったらカフェインを摂取しすぎているのかもしれません。
赤ちゃんの様子が変わらなければ大丈夫ということでしょう。
母乳育児ママのカフェイン摂取の工夫
しかしコーヒーなどカフェインが含まれるものが好きな母乳育児ママにカフェイン摂取を控えるように言うのはちょっとかわいそうですよね。。。実際、コーヒーの香りだけでも癒されるわけですし。。。
授乳中でも摂取の仕方を工夫するだけで赤ちゃんへの影響が少なくなることもあるんです。
カフェインは、摂取してからどれくらいで母乳に移ると思いますか?
母体が摂取すると母乳中に15~30分でピークに達し1~2時間で大半が母乳に移るようです。
そして、母体からカフェインが抜けるまでは5時間ほどかかるそうです。
ということは、例えばコーヒーを飲んですぐに授乳すると赤ちゃんのカフェイン摂取の可能性が高いという事ですよね?そして抜けるまでの時間も結構長いので、授乳後にカフェイン摂取をすると比較的赤ちゃんへの摂取は避けられそうですよね。
もちろん、個人差もあるでしょうし、利尿作用もあるので5時間もかからずカフェインが抜けるという方も実際います。
あと、赤ちゃんの様子が変わらないからといって頻繁にカフェインを摂取していると赤ちゃんの体内に蓄積されるということも有り得るのでこの部分は注意が必要です。母体は5時間でカフェインが抜けると先ほど言いましたが、
- 新生児の場合は98時間
- 生後半年までだと半日以上かかる
と言われています。適量ならOKといわれても気になる場合は、1回の量を減らしたり数日に1杯にしてみたりもしくはノンカフェインの飲み物を取り入れるのも赤ちゃんへの気配りとして大切です。
まとめ
いかがでしたか?母乳育児ママでもカフェインの摂取自体は決して悪いことはないんです。コーヒーを飲まない方でも、チョコレートを食べれば多少のカフェインは含まれていますし、全く摂取しないということ自体難しいわけです。
赤ちゃんの影響も、母体の摂取量がそのまま母乳に移るわけではなく、結構薄まるわけですから。
そして、安心して欲しいのは摂取直後でなければほとんど母体の外へ排出されていることも多いのです。赤ちゃんへの影響の目安としては、
- 寝つきが悪かったり
- 機嫌が悪かったり
- ママがカフェイン摂取後に明らかに赤ちゃんの様子がおかしい
以上の様子が見られる場合はママがカフェインを摂取しすぎの可能性があります。もし、これらの様子が伺えないのであればそんなに気にしなくても良いと私は思います。
ママにとっても、コーヒーブレイクやおやつの時間は忙しい育児中の束の間の休息ですからね。