赤ちゃんの奇声っていつまで続くのでしょうか?
「キャー」とか「ギャー」といった赤ちゃんの奇声ですが、家の中ならまだしも、公共の場でのいきなりの奇声は「ドキッ!」としますよね。
しかも、
それが長ければ長いほど疲れます。。。
「もしかしてうちの子、自閉症か発達障害!?」
こんな心配までしてしまいます。
そんな赤ちゃんの奇声なのですが一体いつまで続くのでしょうか!?
この記事では、赤ちゃんの奇声はいつまで続くのか!?
そして、
赤ちゃんの奇声にはどんな意味があるのかについて紹介しています。
Contents
赤ちゃんの奇声はいつまで続く!?
婦人科の先生曰く、
一般的に赤ちゃんは生後3ヶ月、4か月頃から発声の練習を始め、遅くても2歳頃までには落ち着いてくると言っていました。
初めは「アーアー」や「ウーウー」などから始まり、ムニャムニャした声を出すようになります。
そしてどんどん声のボリュームもあがり、生後5ヶ月頃になると奇声を上げ出す赤ちゃんも多くなります。
この頃の赤ちゃんは聴力が発達してきていますので、自分の声が分かるようになっています。
つまり、
自分の出した声が聞こえてくることに楽しさを感じて、奇声を発するのだそうです。
また、
赤ちゃんはまだ言葉が話せない為、自分の気持ちや欲求をこの奇声で表現していることが多いわけです。
なので、
伝えたいことが言葉や行動で表現できるようになると、この奇声も落ち着いてくるわけですね。
年齢でいうと、幼稚園に入る3歳頃には落ち着いている場合がほとんどです。
赤ちゃんの奇声がいつまで続くのか!?という断定的な答えはないものの私の経験上、1歳後半から2歳になるくらいまでには落ち着いていましたよ。
また、
奇声がいつまで続くのか?というのも気になりますが、赤ちゃんが何故奇声を上げるのか!?を知っておくと子育てが楽しく感じることもあります。
>>>赤ちゃんが可愛い!子育てが楽しいと感じる5つの瞬間とその為の秘策
赤ちゃんの奇声には意味がある!
赤ちゃんの奇声は気持ちや欲求によって大きく分けて5つのタイプに分けることが出来ます。
そこでここでは、5つの奇声の原因と奇声をあげたときの効果的な対処法を紹介しますね!
1)赤ちゃんの奇声:楽しいとき
赤ちゃんは楽しかったり,嬉しいときでも奇声を発して,この気持ちを表しています。
この時は笑顔で手足をバタバタさせて喜んでいること多いので一目で分かると思います。
さて、
このときの対処法ですが、自宅と外出先の場合で対処はちょっと違ってきます。
楽しんで奇声を発しているとき,赤ちゃんは自分の声が大きく出ていることを楽しんでいますので、その時は、
「大きな声が出たね~」
と褒めてあげるといいですね。
でもこれが外出先、特に電車やバスなど公共機関だと周りに迷惑になってしまいます。。。
赤ちゃんは楽しくて興奮しすぎても奇声を発します。
大好きなお出掛けで「キャー」となってしまうことも少なくはありません。
だからといって、
家では褒めてるのに外出先では奇声を発したらいい顔されないと赤ちゃんも混乱してしまいます。
そこで日頃から、楽しんで奇声をあげてるときでも、
「大きい声が出たね~」
と褒めながらも笑顔で「シー」と口に指を当てて奇声は良くないことを教えてあげると良いのです。
それを繰り返しているうちに赤ちゃんも「キャー」という大きな声はあまり良くないのだということが意識的に分かって、徐々に静かにすべき場合を理解するようになります。
ご機嫌で奇声をあげているときは,褒めて,シーと教え,そして他の遊びに変えてあげると,赤ちゃんのご機嫌を損ねることはありません。
例えば、
手足をバタバタさせながら喜んでいたら、足を持ってあげて屈伸運動のようにしてあげるとか、こちょこちょして笑わせてあげるのもいいですね(^^♪
こういう時、
赤ちゃんって本当に可愛いよな〜って思ってしまいますよね!
また、
大きな声を出した瞬間に、ママの手を赤ちゃんの口に当てて,「アワワワ~」となるようにしてあげても楽しめますよ。
そうすることで、楽しいときや興奮したときの大きな声が奇声の「キャー」ではなく、笑い声やアワワワに変えていくことが出来ますよ。
この方法はかなり効果があって、以前何かの子育て番組でも紹介されていました。
つまり、
楽しいときの奇声はやめさせるのではなくって、他の表現の仕方に変えてあげることで赤ちゃんもストレスを感じにくいのではと思います。
2)赤ちゃんの奇声:怒っているとき
思い通りにならないときって、誰でもありますよね。
それは赤ちゃんも一緒です。
例えば、
ご飯を出すと「ギャー」、お風呂に入れようとするといつもはニコニコなのに「ギャー」なんて泣いたことありませんか?
さっきまでおもちゃで喜んで遊んでいたのにいきなり怒り出したりとか。。。これは赤ちゃんが自分の思い通りじゃなくって怒っている時なんです。
言葉が話せると、今ご飯はいらないとか、お風呂はまだ嫌だなんて言えますが、赤ちゃんは泣いて叫ぶのが気持ちを伝える手段なんですよね。
では、
この様に怒っている時はどうしたらいいのでしょうか?
絶対ダメなのは怒ることです!
怒ると逆効果です。
赤ちゃんは怒られたことにびっくりしてさらに奇声をあげてしまいますからね。
赤ちゃんが奇声をあげている原因が分かっているときは、じっくり説明して聞かせましょう。
赤ちゃんでも説明したらちゃんと分かりますから!
例えば、
「今からご飯だから食べようね」
「お風呂に入ってきれいにしようね」
など、ちょっと落ち着くまで待ってあげることも大切です。
そのときは抱っこしてあげると落ち着きやすいです。
そして理由も分からなく怒って奇声を発しているときもあります。このときは抱っこして「どうしたの?」と聞いてあげるといいです。
もちろんはっきりと答えてはくれませんが、抱っこしてもらうことに安心して、落ち着いてくれますよ(^^)
おもちゃで遊んでいて怒り出したときは、一緒に「こうやって遊ぶといいんだよ」と教えてあげるのも効果的だと思います。
また、
あらかじめお出掛けの予定が決まっているときは、前もって「○○へ行くよ」ということを赤ちゃんに伝えておくのもいいですね。
赤ちゃんなりに、心の準備をしておいてくれますから^^
これで出掛ける直前に機嫌を損ねてしまうことは随分少なくなるはずです。そして静かにしなければならない場所に入る前にも、
「ここからはシーだよ」
って口に指を当てて教えてあげるようにしましょう。
日頃から静かにする場所では「シー」と教えていると赤ちゃんもわかるようになってきますからね^^
3)赤ちゃんの奇声:不安で悲しいとき
初めての場所や初めての人、慣れていないことに出会うと不安だったり悲しくなったりします。
大人でも同じですがこういうときでも赤ちゃんは奇声をあげたりします。
この場合は、
人見知りのときと同じで少しずつ慣らしてあげることが大切です。
最初はママの近くにいることで安心させてあげ、少しずつ行動範囲や交友範囲を広げていくと大丈夫でしょう。
赤ちゃんを抱っこしてあげて、どんな場所でどんな人がいるのかを教えてあげるのもいいですね。
抱っこしたままで初めて会う人と顔を合わせたりさせると慣れるのも早いと思います。
4)赤ちゃんの奇声:かまって欲しいとき
少し大きい子供だと何か見てほしいときや注目して欲しいとき「みてー」と大きな声を出すことができます。
普段なら一人で遊んでるのに、来客中や電話中に限って騒がしくなったりしませんか?
これは赤ちゃんも一緒なんですね。
「みてー」のかわりが「キャー」なんです。
このときの対処法は簡単です。
かまってあげればいいのです!といっても、なかなか手を離せない時だってあります。
でも電話中なら抱っこしてあげれば大丈夫ですし、来客中でもすぐに切り上げるか、元々予定があれば抱っこして対応すれば大丈夫ですよね。
また、
家事などの途中ならその手を止めて一緒に遊んであげるといいです。
かまって欲しいとき、初めから奇声を発することはなく、徐々に声が大きくなるので、そうなる前に一緒に遊んであげるとそのうち赤ちゃんも奇声をあげる必要もなくなります^^
5)赤ちゃんの奇声:疲れて眠いとき
赤ちゃんは疲れているときや眠いときも奇声を発します。
奇声だけではなく、顔を真っ赤にして「ギャーギャー」泣いたりします。
よく黄昏泣きなんて言いませんか?
夕方になるといきなり赤ちゃんが泣き出すことってありますよね?もう何をしても泣き止まなくって、どうしたものかと親も泣きたくなってしまいます。
私も実際、黄昏泣きなんて言葉を知らなかった頃は、
「もしかしてこれは病気じゃないのか!?」
と思ったこともあります。。。
以前、小児科が開いている時間にせっせと準備をしていたら急に泣き止んで、気が付けば寝ていた。。。なんてことがあったのですが、そんなことってありませんか?
色々いわれはあるのですが、黄昏泣きは夕方になって赤ちゃんは赤ちゃんなりに疲れが出て泣いているようです。
そして、
疲れ過ぎて寝る方法が分からなくなっているようなんですね。
これを減らすためには、
規則正しい生活を心掛けることが大切です。
いつも決まった時間にしっかりお昼寝をさせてあげたり,早寝早起きをすることが大切なんですよね。
日が暮れてきたら寝る時間が近づいているんだよ?と分かるように準備を始めるといいですね(^^)v
部屋も暗く静かにし、リラックスさせてあげると赤ちゃんはすんなり睡眠に入ることができると思います。
また、
こうやってライフリズムを整えてあげることで、疲れや眠さからくる奇声をあげる必要がなくなり、黄昏泣きも治まってくるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
赤ちゃんの奇声には様々な原因が考えられるのですね。我が子も4ヶ月の頃黄昏泣きが始まりました。
半端ない奇声にどうしたもんかと日々悩んだものです。。。悩みながらも、我が子ってこんなに大きい声が出るの!?なんて驚いていたこともありました。。。もう遠い記憶なんですが。。。(笑)
我が子はどうも、眠たいと激しい奇声を発するタイプのようで、幼稚園に入ったばかりのときも、初めの一ヶ月は泣き叫びながらの帰り道でした。
そして玄関で靴を脱ぐか脱がないか辺りで寝てしまうんですよね。
入園前はちょうどお昼寝していた時間が降園時間だったし,初めての集団生活で相当疲れていたんでしょう。
私からすると、そんなにギャーギャー泣いていたら余計疲れるよ!と思うのですが、我が子はそれが表現の一つだったんでしょう(笑)
その後は体力もついて、生活リズムも整って帰り道で奇声を発することもなくなりました。
それでも、
3歳頃まではお出掛けしたりすると、はしゃいで「そろそろ帰ろう?」という言葉にも耳を貸さず、これでもかって言うくらい遊んで、帰り道でいきなり泣き出す。。。
こんなことがたまにあったのですが、大きくなるにつれて体力の限界手前で「疲れた」とか「眠い」という報告をしてくれるようになり、自ら帰ろうと言って、奇声を発することもなくなりました。
やっぱり成長とともに治まってくるし、奇声をあげなくても伝わることを理解するし、奇声をあげると周りの人に見られることが恥ずかしいって分かるようになったようです。
こういった瞬間に子どもの成長って感じる事が出来ますよね!
赤ちゃんが奇声をあげるということは決して悪いことでは無く、むしろ成長の証でもあるのです。
自我の芽生えであったり、しっかり発声することができるようになったということなんですよね。
でも、
どこでも「キャーキャー」言っていいわけではありませんし、静かにしなければならないところもあります。
自分の思うままに奇声を発しているわけにもいきませんからね。
そこは普段からパパやママが赤ちゃんがなぜ今奇声をあげているのかを読み取って、その時々にあわせた対応をしてあげると赤ちゃんも分かってくるはずです。
どの場合の奇声でも対処法としては、まず赤ちゃんを抱っこしてあげることが一番良いです。
赤ちゃん的にも一番安心できる行動なんだと思います。
もちろんこのときは、
笑顔でニコニコを忘れてはいけません!
そして、
赤ちゃんが落ち着くようにしてあげると良いですよね。
- 一緒に遊んであげたり
- 今から何が始まるのか説明してあげたり
- 赤ちゃんのペースに合わせて待ってあげたり
その時々によって考えてあげる事が大切なんだと思います。
赤ちゃんから始まった奇声は、自分の意思をはっきり表現できる頃になるとほとんど治まってくるものです。
保育園や幼稚園の3歳クラスにもなると,思い通りにならないからって「ギャー」なんていっている子供はほとんどいませんからね。
2歳頃でも言葉は話せても、自分の気持ちをうまく説明できないと「キャー」となることもあります。
ただ、
3歳を過ぎても常に奇声を発して、何をしても落ち着かなくて心配な時は保健師さん等に相談してみるのも一つの手だと思います!
- 3歳まで自分がもつかな。。。
- 子供に対してもイライラしてしまう。。。
- こんな状態が続いてしまうとおかしくなってしまうかもしれない。。。
こんな風に思ってしまうこともあるはずです。
もしかすると育児ノイローゼの初期段階の可能性もあります。
次のページではそんな育児ノイローゼの代表的な症状を書き出してみましたので、あなたの今の症状に当てはまるのかをチェックしてみてください。