この記事ではいい子症候群になりやすい親子の特徴とは!?治し方はあるのかについて紹介しています。
子供の成長の証とも言われている反抗期。
・中間反抗期
・第二反抗期
それぞれ反抗期の真っ最中は親も子も大変です。
でも、反抗期がなければそれはそれで心配なことがあると言われています。
それが今回の「いい子症候群」。
これは親や大人の顔色を伺って、自分の気持ちや感情を抑えてしまう子供のことを言います。いい子の方が心配!?って一見矛盾してしまいそうですよね。
そこで今回はいい子症候群についてです。いい子症候群に陥りやすい親子の特徴、治し方などについても紹介したいと思います。
Contents
いい子症候群とは!?
いい子症候群とは・・・と冒頭にご紹介しましたが、反抗期がないだけではありません。
もう少し深くみていきましょう!
「いい子症候群」の子供の特徴
いい子症候群の子供は、ママやパパの言うことをしっかり守ります。
そして、大人の顔色を伺って、親の期待に応えようと「いい子」を演じているのです。
いい子を演じるために、子供らしい感情は抑えて、ただただ親に褒められるための振る舞いをしているのです。
実はこの「いい子症候群」、教育評論家で有名な尾木ママこと尾木直樹さんが言い始めた言葉なんですね。
実は信じられませんが、尾木ママのお子さんがいい子症候群の状態に陥っていたそうです。
また、親の顔色を伺い、親の意見を聞き入れているため、自分の感情を表現することが難しかったり、自分の意見をうまく言えなかったりします。
そして、自分で物事を考えず、親の基準で物事を考えているため、親がいなくなると指示がもらえないため不安を感じやすくなります。
そのような子供は何か質問をし、理由を聞くと「親が言っているから」と答える場合が多いそうです。
いい子症候群の子供は親からの期待に応えるため、裏切らないため、気に入られたいがため、精一杯の努力をします。
そのため、比較的真面目な子供が多いのが特徴です。
「いい子症候群」にさせてしまいがちな親の4つの特徴
それでは子供をいい子症候群にさせてしまいがちな親の特徴について見てみましょう!
1)子供に過度な期待をする
子供に親が期待をするのは当然ですよね!?
私も我が子にそれなりの期待はしたりします。
でも、親がどんなに期待しても、子供がどこまでそれに応えられるか、応えてくれるかは親には分かりませんよね。
そこの線引きがうまくできれば、いい子症候群にさせてしまう可能性は低いかもしれません。
親の描いた通りの人生を歩ませようと過度な期待をして、それを言いつけることは子供にとっては激しくストレスとなります。
過度な期待はもう期待ではなく、押し付けなのです!
でもその押し付けを受け入れようとする子供はいい子症候群になり得る可能性があるのです。
2)感情的になることがある
親が感情的になれば子供はやはり恐いため、本能的にそれを鎮めるためにいい振る舞いをするようになってしまいます。
親が感情的になることが日常的にあればあるほど、子供がいい子を振舞う機会が増えてしまうのです。
3)自由を与えない
子供の自由を奪ってしまうことで、子供は親の機嫌をとるためだけに、自分が嫌なことでも進んでするようになってしまいます。
その結果、子供は自分の個性を失ってしまうようになるのです。
4)子供の周りからの評価のみを見ている
・子供の成績
・子供の行動
・周りと比べてどうか
・子供が周りからどう見られているか
等をすごく気にしている親の場合、本当の我が子の姿を見ることができなくなっている可能性があります。
そうすることで、親子の関係性も危うくなってしまうのです。
「いい子症候群」の治し方はある?
いい子症候群の特徴を見て、もしかして・・・ともし思っても今なら大丈夫です!
今からいい子症候群を治す方法をご紹介したいと思います。
子供に過度の期待をする場合、それは自分の叶わなかった夢や理想ではないでしょうか?
子供は親とは違う人格を持った別の人間です。
そのため、親が子供のすべてを決め付けることは良くない事です。
子供が自分の意見や希望を言えるようにしてあげることが最も大切です!
そして、子供の価値を認めてあげることも大切です。
自分の存在意義を認めるためには、子供は自分が愛されていることが分かる必要があると言われています。
ある程度のルールはもちろん必要ですが、あれもダメ、これもダメと子供の生活に親が干渉することは控える方がいいと思います。
子供が自然体でのびのびと生活できることが最も重要です。
また、ただ「いい子ね」と褒めるのではなく、出来たことを褒めるような声掛けをすることがポイントです。
子供をいい子症候群にしない為に親が出来ること
それでは子供をいい子症候群にしない為に親が出来る子とは何でしょうか!?以下にまとめてみました。
- 親が作り上げた理想像にとらわれすぎない
- 子供の価値を認める
- 他の子と比べない
- ルールを作り過ぎない
- できたことをしっかり褒める
まとめ
いかがでしたでしょうか?いい子症候群、程度の差はあれ私にも思い当たる節があり少し反省です^^;
ただ、我が子の反抗期は半端ないので、感情表現や意思表示はしっかりできているのかな?とも思っています。
子供がいい子症候群に陥りやすいのは、親が子供のことを見ているようで実は本質を見ていない場合に多いのかなと今回感じました。
いつもどこでも物分りのいい子は若干うらやましく思うこともありますが、それがいい子症候群になりかけている場合もあるかもしれません。
「いい子」であればあるほど、大人が気にかけてあげることが必要ですよね。